『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』OFFICIAL INTERVIEW
高木 渉
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湯屋敦子
『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
オフィシャルインタビュー

高木 渉 × 湯屋敦子


左:高木 渉(高木 渉役)
右:湯屋敦子(佐藤美和子役)

今回の劇場版では、“高佐コンビ”と言われ人気も高い、高木刑事と佐藤刑事がフィーチャーされます。最初にお話を聞いた時の感想を教えてください。

高木:映画だったかレギュラー放送の時だったか定かではないのですが、収録の合間の休憩の時に聞いた気がします。いよいよ来たか!って嬉しくて期待が膨らみました。警察学校組も登場して物語に大きく絡むと聞いて、さらに興味がわきましたね。

湯屋:私は、『紺青の拳』の頃に諏訪さんの還暦お祝いのパーティーがありまして、そこで松井菜桜子さんから聞いたのが最初でした。聞いた時には「本当に?」という疑問の方が強かったのですが、園子ちゃんと京極さんのラブストーリーがあった後ですし、もしかしたら高木刑事と佐藤刑事のお話もあるのかもしれない、もし二人にスポットが当たるとしたら嬉しいなと思っていました。その後に本当に二人がフィーチャーされると聞き、さらにそこに警察学校組のメンバーも入ると聞いて、きっと壮大なお話になるに違いないと思いました。しかも、タイトルに『花嫁』と入っていたので、「遂に結婚!!??」と一人で盛り上がりましたね(笑)。友達からも「凄いね!」と連絡を頂きましたし、ファンの皆様からの反響も大きくて、嬉しかったですね。昨年末に発表された青山先生のティザービジュアルの佐藤刑事も本当に綺麗でしたし、高木刑事と見つめあっているという構図も素敵でした!
※諏訪さん:アニメ 名探偵コナン 初代プロデューサー・諏訪道彦さん
※松井菜桜子さん:鈴木園子 CV.

特報で高木刑事のタキシード姿、そして佐藤刑事のウェディングドレス姿を見たファンの方たちからの反響もとても大きかったです。

高木:そうなんですよ。反響の大きさに驚きもありましたが、とにかくファンの皆さんが喜んでくれたことが本当に嬉しかったですね。こんなにも沢山の方々に高木刑事と佐藤刑事は応援してもらえているんだと実感しました。僕にとってはシリーズ化した『本庁の刑事恋物語』の続編って気持ちですね。

台本を読んだ感想を教えてください。

高木:警察学校組が絡んでくるということは『揺れる警視庁 1200万人の人質』が伏線になる劇場版ならではのスペシャル作品になるのかなって思いながら読みました。リハーサルして、やっぱり警察学校組の先輩方はみんなカッコイイなぁ、男の友情っていいなぁっていうのが率直な感想です。まだまだ過去のエピソードがありそうで知りたくなります。

湯屋:警察学校組の面々は、亡くなられている方も多かったので、過去の話がどのように出てくるんだろうとまずは疑問に思いました。勿論期待が大きかったのですが、過去の話は私もまだまだ知らないことが多いので、過去の話と現在の話がどうやってリンクするんだろうと、謎がいっぱい出てきて。でも、パズルみたいに色んなピースが最後には組み立てられるんです。その流れも面白かったですね。様々な展開を乗り越えて、渋谷での大事件に集約されていくのがとても壮大でした。

高木刑事と佐藤刑事と言えば、大人カップルの代表だと思いますが、お二人が演じているキャラクター、そしてお互いが演じているキャラクターの魅力はどこにあると思いますか?

高木:高木刑事は人当たりが良くて、一見頼りなさそうに見えるけど、実はすごく正義感の強い男。どんな酌量の余地があっても人を殺めてしまったら償わなくてはいけないとしっかり言える男です。ただ、コナンくんたちにすぐ捜査内容を喋ってしまうので、きっと脇は甘いんでしょうね(笑)。佐藤刑事はマドンナ的存在で、一緒にいて背筋が伸びてしまうような緊張感がある反面、少しオヤジも入ってるとこが魅力的。そして、自信を無くして弱くなる時がある。そういう時は高木刑事が思いきって叱咤激励をするんです。そんな持ちつ持たれつの二人のバランスが良いなって、僕は思いますね。

今作では特に、高木刑事の強さと佐藤刑事の揺れ動く気持ちが描かれていますね。

高木:そうですね。いつもは佐藤刑事に従っている高木刑事だけど、佐藤刑事の乙女な部分や思わず守りたくなってしまうシーンが出てきます。特に後半は高木刑事も頑張っていますからお楽しみに。

湯屋さんはいかがでしょう?

湯屋:佐藤刑事は、自分の父親が殉職しているじゃないですか。その次に松田刑事を失っている。松田刑事に関してはたった7日間という短い時間でしたけど、少し想いを寄せていた人が目の前で殉職してしまうという目にあっているんです。大事な人が亡くなることが続いているから、とにかく「また大事な人がいなくなったらどうしよう」という不安があるんです。刑事としては凄く責任感があって強い女性ですが、その反面では弱さを持っているというのが佐藤刑事の魅力だと思います。そしてその弱さを高木刑事には見せることが出来るんですよね。松田刑事に向かっていた心が、だんだんと高木刑事に動いて行って恋人同士になっている。だから今作でもそうですけど、二人だけのシーンでは本音で話しあうし、叱咤激励もされる。この二人だからこその関係性がとても素敵ですよね。

高木:『揺れる警視庁~』の最後で、佐藤刑事が松田刑事からのメールを消すシーンがあるじゃないですか。グッとくるんだけど、「バイバイ」って言った後に「でも忘れないからね」と言うのがまた良いんだよね。

湯屋:高木刑事の「人は死んだら思い出の中でしか生きられない」というシーンも好きです。でもね、似たようなことを松田刑事も言っているんですよ。佐藤刑事がお父さんの形見の手錠を大事にしているのを見て、松田刑事が「忘れちゃだめだよ、お父さんのこと」って。松田刑事と高木刑事、別の形ではありますが同じようなことを佐藤刑事に伝えてくれている……これぞ恋の予感ですよね(笑)。

二人の関係性は本当に素敵で、観ていてキュンキュンしちゃいます。特に佐藤刑事がふとした時に見せる弱さのギャップが大好きです。

高木:佐藤刑事って普段強いだけに、弱気を見せると急に『俺が何とかしなきゃ』って思ってしまうんですよね。

湯屋:高木刑事にだからこそ見せられるというのもポイントですよね。

アフレコ時の事もお伺いしたいのですが、今作で特に頑張ったポイントや、ぜひ聴いて欲しいポイントなどはありますか?

高木:スタンスとしてはTVアニメの時と変わらないというか、延長線上に劇場版があるという感じですね。なので、劇場版だから変えたとか特に頑張ったとかいう部分はないです。ただ、高木刑事って警察学校組のメンバーは伊達航教官しか知らないんです。松田刑事をはじめ他の人たちとは会ったことが無いんですよね。だから僕の中の想像で、伊達さんとのワタルブラザーズの時を思い出しながら、松田刑事ってこういう人だったら良いなぁなんて思いを込めてアフレコに臨みました。

湯屋:今回も死神が見えてしまうといいますか、高木刑事が危険にさらされてしまうシーンがあるんです。死神が見えたのは松田刑事の事件があった時だったから、また大事な人を亡くすかもしれないという焦りや危機感が強く出ているんじゃないのかなと思いながら演じました。愛する人がもしかしたらいなくなってしまうかもしれないという不安がいつもより大きかったように思います。芝居自体を変えるという事は有りませんでしたが、そういった意味でも不安が大きく、むきになってしまっているシーンが多かったですね。

高木:佐藤刑事は大事な人を二人も失っているし、今までも高木刑事が行ってしまう時は松田刑事とダブるところがたくさんあったから不安も大きいよね。

湯屋:そうなんです。「絶対に死なせない!この人だけは!」という想いが人よりも強いと思っています。

高木刑事がどうなってしまうのか、ストーリーにも要注目ですね。それでは最後にメッセージをお願いします。

高木:今回は警察学校組のメンバーの知られざるエピソードが明かされ、そこに佐藤刑事と高木刑事も一緒に関わってきます。過去と現在が絡む事件をコナン君がどうやって解決していくのか注目です。少年探偵団のみんなも活躍しますし、阿笠博士のつまら…あ、いや、楽しいナゾナゾもあります。そして、みんなの仮面ヤイバーは出てくるのでしょうか?全ては劇場で確認してみてください。毎年こうやって新たな劇場版が作れるなんて本当に幸せなことだし、いつも新鮮な気持ちになります。今回音楽で菅野祐悟さんが初参加されるというのも気になるところ。是非劇場でご覧くださいね。

湯屋:既に亡くなっている方も多い警察学校組の面々と、現在の事件がどう重なり合っていくのか、どうやって謎が解き明かされるのか、気になるポイントが多いと思います。様々な謎をコナン君と安室さん、そして警察のみなさんや少年探偵団、みんなで解決していくという壮大なストーリーとなっています。今作の舞台は渋谷。よく知っている渋谷の街の再現度が素晴らしくてびっくりしました。特に渋谷では、みんなで必死に事件を解決しようと、高木刑事、佐藤刑事に加え、子供たちと一丸となって協力しているシーンがあるのですが、ぜひ皆さんも一緒になって応援して欲しいです。あと、ポスターを見たコナンファンの皆さんは、高木刑事と佐藤刑事の結婚式が気になっていることと思います。二人の恋の行く末を是非劇場で観て頂きたいです。皆様のご期待以上の作品になっていることは間違いなしです!

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