『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』
オフィシャルインタビュー

警察学校組 PART 1


左から東地宏樹(伊達航役)、緑川光(諸伏景光役)、
古谷徹(降谷零/安室 透役)、
神奈延年(松田陣平役)、 三木眞一郎(萩原研二役)

今回の劇場版では、満を持して警察学校組がフィーチャーされます。ハロウィンビジュアル、ティザービジュアルが解禁された時も大反響がありましたが、皆さんが最初にお話を聞いた時の感想を教えてください。

東地:伊達は、元々は藤原啓治さんが演じられていた役なのですが、最初にお話をいただいた時に「藤原さんのように演じて欲しいわけではなく、東地さんらしい伊達を演じて欲しい」というようなことを言われました。藤原さんは今でもとても尊敬している先輩ですので、伊達を演じさせていただけるという嬉しさとともに、背筋を伸ばしてお引き受けしたのをよく覚えています。そして、その後に段々と事の重大さを理解しました(笑)。TVアニメの「警察学校編」よりも先に劇場版のアフレコを行ったので、既に警察官として活躍をしている頃の伊達を演じるのが僕の初参加になりました。TVアニメの「警察学校編」とは違って、劇場版では既に殉職してしまっているという事だったので、まずは「どういうことなのかな?」という疑問がありましたが、台本を読んでみたら、「ここで彼らが出てくるのか!」と納得しましたし、大どんでん返しもあったりして、やはり劇場版は凄いなと思いました。完成作を観るのが楽しみです。

神奈:最初は劇場版にどんな風に彼らが絡んでいくのか不思議でした。勿論、フィーチャーして頂けるのはとてもありがたいのですが、僕の場合、松田は18年前のTVシリーズ304話で終わっていたので、どうなるんだろうという気持ちがあったんです。でも、過去の話とはいえ、もう一度松田を演じることが出来るという事は、なんだか2度目の人生を頂いたようで嬉しかったですね。

18年ぶりに演じるという事に難しさもあったのでは?

神奈:そうですね。やっぱり年齢で声って変わるんですよ。僕はセリフの語尾に若さが出ると思っているのですが、経験と年齢を重ねていくとともに語尾が変わるという事がよくあるんです。ですので、正直ちゃんと声を出せるのかという不安もありました。特にTVアニメの「警察学校編」は18年前に演じた頃よりもさらに若い頃の松田を演じなくてはいけないので余計に感じていたような気がします。でもいざアフレコをしてみて、今の僕で行くしかないんだと改めて思いましたし、何よりも信頼して任せて頂けたことが本当にありがたかったですね。

古谷さんはいかがでしょうか?

古谷:警察学校組が出てくるという事は、当然降谷もフィーチャーされるので、またこうやって劇場版のメインキャラクターをやらせてもらえることが嬉しかったのですが、既に殉職してしまっている4人がどのように物語に絡んでくるのか見当がつきませんでした。実際に警察学校時代の彼らが出てくるのか? 幽霊として出てくるのか? それとも他の何らかの形で出てくるのかとか、興味津々でしたし、とにかく楽しみでした。台本をもらってからようやく「こう来たか!」と腑に落ちましたね。今作も劇場版の醍醐味が満載ですし、「これはいけるぞ!」という手ごたえを感じました。

『純黒の悪夢』『ゼロの執行人』と、安室(降谷)の人気は作品を重ねるごとにどんどんステップアップしていますが、『ハロウィンの花嫁』で再びメインキャラクターとして登場するにあたり、プレッシャーを感じたりはしましたか?

古谷:プレッシャーはないです! 降谷も安室もバーボンも、青山先生が作り出してくださったキャラクターですが、天が与えてくれた僕だけのキャラクターだと自信を持っているので、とにかく楽しんで演じました。

さすがです! 緑川さんと三木さんはいかがでしょう?

緑川:ずっと劇場版に出演したかったのですが、原作で描かれている以上のボリュームで登場することは無理だろうなと思っていました。既に死んでしまっているので、さすがに原作は難しいとしても、映画ならもしかしたらスピンオフとかあったりしないかな? と淡い期待を持っていたんです。ですので、今回遂に出演できると聞いてとっても嬉しかったです! ただ、嬉しいけれど、どうやって絡むのだろうかという心配もありました。でも蓋を開けてみたらとてもうまいこと物語に絡ませていただいて、さすが『名探偵コナン』だなと思いました。

三木:劇場版に出演できると聞いた時は「また萩原に会えるんだ」と思って、とても嬉しかったです。でも、4人は既に殉職してしまっているし、どのように登場するのかが凄く気になりました。嬉しさや期待とともに、「本当に出てくるのか?」という不安があったことを覚えています。

みなさん「どうやって殉職してしまっているメンバーが現在進行形のストーリーに絡むのか」という疑問があったのですね。では実際に台本を読んでみていかがでしたか?

東地:以前『11人目のストライカー』に他の役で出演させていただいた時にも感じましたが、『名探偵コナン』の劇場版は子供が観ても大人が観てもわかるように丁寧に作られている印象です。今作も綿密なストーリーの中にうまく警察学校組を想起させる内容が詰まっているのでさすがといいますか、やはり面白い作品だと思いました。

神奈:警察学校時代とは違い、既に彼らは大事な仲間である萩原を失っているんですよね。その事実が各々のキャラクターの中に大きく存在していると思うんです。でも、萩原のことは決して忘れていないし、“萩原の死を無駄にしない”、“萩原との約束を果たしたい”という想いがあるので、一人抜けてしまったことで逆に5人の結束力が強くなっているんだと感じました。

重要な場面で、松田は萩原の言葉を思い出します。『純黒~』では同じく降谷が松田の言葉を思い出すシーンがありました。そうやってみんなの気持ちは繋がっているのですね。

神奈:そうですね、決して彼らの絆は切れることがないのだと改めて実感しました。

緑川さんはいかがでしょう?

緑川:人って、日々記憶が薄れてしまう生き物だと思うんです。ですので、もしかしたら亡くなってしまった彼らに関する記憶も薄れてしまっているのかもしれない。しかも降谷がどこかで彼らのことを語るという機会もないじゃないですか。でも、今作では色々なことを思い出しながら殉職してしまったメンバーのことを語ってくれるシーンがあるんですけど、ちゃんと彼らのことを想っていてくれているんだと感じることが出来ました。そのことが本当にエモいなって。降谷の中では彼らはちゃんと生きているんだ、忘れないでいてくれたんだと実感することが出来て、特に嬉しく感じました。

降谷は幼馴染の諸伏であったり、警察学校組のメンバーが傍にいる時は少し感情が見えやすいように思います。古谷さんは演じる上で現在とは違うと感じる部分はあったりしましたか?

古谷:今回の物語は降谷にとっては忘れられない辛い思い出なんです。それと同時に、彼らが揃った最後の思い出でもある。常日頃冷静な降谷も彼らを思い出すときちょっと熱くなるじゃないですか。でもそこが降谷の魅力でもあるので、そういった部分がこの劇場版でも垣間見れて嬉しいですし、これでまたゼロがフィーバーするぞと思っています(笑)。

三木さんはどうですか?

三木:最初はアバンでしか登場しなかった萩原ですが、18年前のあの日以降出てくることもなかったんです。それがまさか18年後に劇場版に出られるなんてという驚きと嬉しさがありました。沢山反響もあって、当時観てくださっていた方たちも忘れないでいてくれたんだと思ったら泣きそうなくらい嬉しかったです。『名探偵コナン』はお客様も含めてとにかく愛がある作品だと思いました。

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